地域活性化の取組み事例の紹介等

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地域活性化に係る事例紹介

島根県海士町

都道府県名

島根県

市町村名

海士町

時期

2012年〜

背景

 2011.3.11に発生した東日本大震災による被災地に対して、日本中から温かい支援が続いています。また、諸外国からの支援に対して、被災地だけではなく日本人みんなに感謝の気持ちがあふれました。そして、私たち日本人にとって、自分の生まれ育った土地、今暮らしている地域だけではなく、日本中すべての地域が決して失ってはならない私たちみんなの大切なふるさとであるということを、あらためて実感しました。
 忘れかけていた「日本を愛する心」が、愛国心というような堅苦しいものではなく、もっと優しさと思いやりに満ちたものとして、今日本中に広がっているように思います。
 誰もが幸せに暮らせるように、他の地域と、そして他の地域の人たちと協力していくこと、それは日本の将来にとって大きな意味を持っています。
 MIN-FULL みんなのふるさとプロジェクトは、「日本中すべての地域が、日本人みんなのふるさと」というメッセージを全国に伝えるために地域連携型ビジュアル・ポータルサイトMIN-FULLを開設しました。
 》MIN-FULLホームページ http://min-full.net/
MIN-FULL

目的

 MIN-FULLは一つの地域が主役ではなく、プロジェクト参加地域すべてが協力して地方の情報を発信しようというのが目的です。配信するコンテンツは動画を主とした視覚的なもので、最近急速に利用者が拡大しているスマートフォンなどのモバイル機器にも対応しています。また外部WEBサービスの活用で、常により効果的な情報発信方法を追求しています。
  一地域・グループだけだとサイトへの訪問者が1日に50人ほどしかいないとしても、10地域集まれば500人、100地域集まれば5000人ほどがアクセスすることになります。そして各地域のサイト訪問者が他の地域のページに訪れてくれるような仕掛けを参加地域が一緒になって考えていけば(例えば歴史、祭りなど、共通のテーマや企画でコンテンツを制作するとか)見知らぬ地域へも共感や親近感が生まれ、他の参加地域へのアクセスも増えます。また、動画だから伝えられる地域独自の背景やストーリーを地域産品と結び付けることで、価格やブランド力にとらわれない、言いかえれば地域間の競争とは無縁の新しいユーザーとのつながりが生まれます。
 WEBサイトMIN-FULLには、ふるさとの大切な映像記録をデータベース化し保存していくという目的もあります。カテゴリーでコンテンツを分類できますので、ユーザーが視聴しやすい形で公開しながら、町の大切な映像アーカイブのデータベースとして利用できます。過疎化・高齢化が進み人口の少なくなった町でも、その町の出身者が全国には大勢います。その人たちは忘れてはならない潜在的な地域の味方です。なにげない町の古い映像が、彼らの胸の奥でいつまでも色あせずに残る懐かしいふるさとの記憶を鮮明に蘇らせ、遠く離れたふるさとを身近に感じることができるでしょう。ふるさとを離れた人たちに向けてコミュニケーションを深める努力をすることで、きっとは地域の強い味方になってくれるはずです。
MIN-FULL

苦労したところ

 これまでこのような取り組みはシステムを提供するだけで、それぞれの内容や更新については参加者に任せるのが普通でした。しかしそれでは参加する側の負担が大きく、更新もされずに放置されるという状況もよく見かけます。また、単に地域情報を集めたポータルサイトというだけで、地域間の連携というものが感じられるものは少ないように思います。本サイトの運営においても、事務局が全体の世話をするホスト役となればそれらを解消できるのですが、事務局側にかかる負担は相当に大きくなることが予想できました。
 そのような不安はありましたが、本サイトの運営事務局である島根県海士町は、数年前から地域ICT利活用事業に取り組んでおり、そこで培ったノウハウと育成した人材を活用し、なるべく参加地域の負担にならないような仕組みづくり(サイトの制作、更新、映像制作での参加地域への協力)ができると判断し、参加地域を取りまとめるホスト役となってMIN-FULLを運営していく事を決めました。
 すぐに大きな効果は期待するのではなく、「参加地域グループが協力して大きなメディアとなるよう育てていくこと」「地域、人のつながりを大事にしていくこと」という方針で、まずは地域の連携に向けて取り組んでいるところです。

効果

MIN-FULL  MIN-FULLサイトができたのがきっかけで、海士町ではこれまで役場の倉庫にカビが生えかけたまま放置されていたビデオテープや、パソコン内、他のWEBサイトに散らばっていた映像データを一か所にまとめてみんなに見てもらえるようになりました。
 また地元住民だけではなく、地元出身の方たちに懐かしいふるさとを思い出してもらえて喜ばれたり、町のケーブルテレビで放映する番組にも使われ役立っていますし、動画制作に興味を持つ住民も増えました。
 今後MIN-FULLに参加する地域にも、必ずこのような効果をもたらすと期待できますし、参加地域が増えれば増えるほどいろいろな試みができ、サイト自体がもっと楽しいものになっていくと思います。イベント用の臨時サイトとしても活用できることも実証できましたので、今後は他地域と合同でWEB上で大きなイベントを開催したいとも考えています。

対応した方の
プロフィール

海士町役場産業創出課内
MIN-FULLプロジェクト事務局 担当:山口 幸二

お問い合わせ先

WEBサイトMIN-FULLでは参加地域・グループを常時募集しています。
詳細、お問い合わせについては下記、MIN-FULLへのお問い合わせのページからどうぞ。
http://min-full.net/contact/

MIN = minimum(最小の数)から、FULL(いっぱい)に。

たくさんの地域や人が手をつなぎ合えば、日本中が日本人みんなのふるさと。

MIN-FULLを通じて参加地域がつながり、人がつながって、日本をもっともっと元気しましょう!
担当:海士町役場産業創出課内
MIN-FULLプロジェクト事務局 山口 幸二

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