ホーム > 地域活性化の取組み・事例 > 事例の紹介 > 東京都大田区 神奈川県藤沢市

地域活性化の取組み事例の紹介等

  • 取組事例の紹介(投稿)
  • 取組事例の紹介(メルマガ)
  • SAISEIニュース(抜粋)
  • 取組み事例の募集
  • 地域活性化システム論の紹介

地域活性化に係る事例紹介

東京都大田区
神奈川県藤沢市

都道府県名

東京都
神奈川県

市町村名

大田区
藤沢市

時期

2009年〜

背景

 昨今、「映画による地域活性」に注目が集まり、多くの「地域映画」と呼ばれるものが存在します。しかしその多くは商業ベースの製作予算費を必要としているのが実情です。
 私達は今ある「地域映画」と差別化した循環型創造ネットワークによる「映画による地域づくり」に挑戦しました。
 映画「商店街な人」【企画・監督・プロデュース高橋和勧】を制作。
様々な社会問題・地域問題の提起
産官学市民一体参加型による制作予算を抑える制作プロセスを実現
映画をきっかけとする多様な視点の上映イベントの開催

 現代社会では、人と人、地域と地域、世代と世代が分断化され、地域の居場所がなく、従来コミュニティを支えていた絆が希薄になり、地域が循環されにくくなっています。地域にはそれぞれの素晴らしい資源(人、文化歴史、観光、産業など)があるのに、現状はそこに暮らす人が、その良さに気付いていない、活かしきれていない、アピールできていません。また、中央集権的な考えが中心で、各地域の特性が十分に活かしきれていないのではないでしょうか。
 大田区は都内でも1、2位を争う商店街が多いまち。ものづくり企業との関係で発展してきた歴史ある商店街も多くあります。商店街は全国的に「シャッター通り商店街」「後継者不足」などその衰退が話題になることもありますが、実際商店街を歩いてみると、昔ながらの人情があり、様々な取り組みがされていて、そこに暮す人たちは一所懸命活性しようと働かれています。私達は、映画「商店街な人」の制作を通して、商店街や地域の一隅を照らす活動が必要だと感じました。それが地域コミュニティと産業の活性につながると考え活動をはじめました。
 スポット予告編 http://www.youtube.com/watch?v=SL-r71S2bkQ

目的

 映画「商店街な人」の制作と上映イベントを通して以下の目的をもって活動をしています。
 1、様々な社会問題・地域問題の提起
 2、産官学市民一体参加型による製作予算を抑える制作プロセスを実現
 3、映画をきっかけとする多様な視点の上映イベントの開催
 4、様々な社会問題・地域問題に気付き、解決する人材育成
 5、社会資本(ソーシャルキャピタル)ネットワークの構築
 6、地域・産業活性の具現化

 今後も、社会の枠組み自体を「競争の論理」から「共生の論理」へと転換し、6つの共生(自然との共生、人と人との共生、世代間の共生、物と物との共生、地域間の共生、感性価値観の共生)の理念に基づいた「持続可能な共生社会」の実現を図る生産システムの構築をしていきます。

 各地域問題をテーマとした映画制作をそれぞれの地域の方々と連携し進めています。

苦労したところ

 長い間結ばれた地域内の結束は固く、なかなか「よそ者」は受け入れにくい体質があると思います。新参者の私達が「地域の映画を制作する」という提案は、当初なかなか受け入れられませんでした。どこから手をつけていいのかわからない中、やっとたどりついた一人の方に熱意をもってお話をすると、応援いただけることとなり、そこから徐々に支援の輪が広がりました。
 NPOの映画制作で「産官学市民一体参加型」の協働スタイルは事例がなく、プロアマ、職業年齢を問わない多数のスタッフ、キャスト、ロケ地の無償提供という取り組みが「新しい地域活性映画」として制作段階から注目いただきました。制作費は商業ベースの予算ではなく大田区の寄付助成金50万円のみで実現したことが異例の取り組みとなりました。
 この経験から映画制作の実践=まちづくり・ひとづくりであると実感しています。
 協働によりできることを協力しあい、交渉により相互利益を追求、折衝による新しい連携を確立すること。
 協働・交渉・折衝による新しいしくみつくりに苦労をしました。
 制作段階だけでなく、上映イベント開催にも沢山の苦労がありました。場所の確保、地域問題解決のためのテーマ設定、対象者向けの集客方法など1回1回手づくりで、知恵を絞りながら企画しています。夫々の参加者が地域を考えるきっかけとなり、新しい連携が生み出されるような運営を心がけています。

効果

1、映画制作段階
 映画制作には、一体型のものづくりという要素があり、コミュニケーションツールとしての役割があります。映画は総合芸術文化であり、その製作過程において、様々な社会的資源や地域資源に触れ、その活性化を導き出しました。
 協同作業で成しえた映画「商店街な人」を通し「まちづくり」の一環とし地域活動の推進(観光立国等)をアピールし、地域の活性化・地域ブランドの確立、普及、波及効果が得られました。
 2012年1月に開催される松本映画祭プロジェクト第4回「商店街映画祭プロジェクト」の特別招待作品にも選定いただきました。
松本映画祭 招待作品 商店街な人
2、映画上映イベント
 商店街や自治会に主催していただいたり、お祭りの中のイベントとして活用していただいたり、銭湯での映画上映も行い、ありとあらゆる場所とテーマで映画をきっかけとしたまちづくりイベントを地域密着で行なってきました。市民による市民のための映画製作を通じて、意見交換等のコミュニケーションの場へと発展し、主体的に行動していきたいという感想が多く集まりました。大田区以外の地域にも波及し、地域のNPO団体の連携により上映の場を拡げています。
 http://www.youtube.com/watch?v=4DC4N1NWczc
 また、各地域の商工会、商店街振興組合連合会などとの連携で商店街活性の研修素材として活用いただくことになりました。
上映イベント 上映イベント
3、よそ者の視点だけが既存組織を活性化させるわけではありません。「地元をなんとかしたい」という思いとよそ者の新しいアイデアがぶつかり、化学変化がおき新しいイノベーション生まれます。現場に行って、生の声に耳を傾け一緒に顔を突合せて知恵を絞り、意見を交し合うことで信頼も強まりました.それぞれの得意分野、持ち味を活かし共に行動することで、互いを認め合い強い結束が生まれることを身をもって感じました。

対応した方の
プロフィール

NPO法人ワップフィルム 事務局 菊地真紀子

お問い合わせ先

NPO法人ワップフィルム 事務局:
〒146−0094東京都港区新橋2−20−15
新橋駅前ビル1号館304号

TEL   :03-3573-5692
E-MAIL :wupfilm@gmail.com
URL   :http://wupfilm.jimdo.com/
Facebook:http://www.facebook.com/wupfilm

このページの先頭へ